こんなに簡単、燻炭焼き

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ドラム缶にもみ殻を放り込むだけ、後は火を点けるだけ・・・なんて、燻炭焼きはそうした簡単な作業ばかりではありませんでした。

もみ殻は収穫の秋、農家にとって面倒な資材でもあります。 稲作が終わるとコンバイン収穫の後に「籾摺り」という作業があります。

お米の一部を「種」にしておくにはこの籾付きまま保存します。しかし、玄米にしておかないと白米にする時に作業が二度手間になるので面倒です。 なのでお米の保管は籾摺り後の玄米保管が普通です。

その籾摺りの時に出てくる大量のもみ殻の処理がたいへんなのです。 田んぼの土にとっては大事な有機物なのですが、機械乾燥後の籾摺後にそのもみ殻を又田んぼに持ちこんで平均に散布する作業は大変なのです。

こうした散布の例に稲収穫時に出るワラの事があります。 稲の収穫にはコンバインという機械を使いますが、このコンバインと言う機械には稲刈り時に籾摺りまでこなす高級なのも在るようです。

「コンバイン画像」の画像検索結果「コンバイン画像」の画像検索結果←検索画像

どういう機械かと言うと、先ず田んぼに植わっている稲を刈り取ります。当たり前ですね。

刈り取った稲の籾を藁からしごき出します。 その時にしごいたワラを裁断しながら田んぼに播いていきます。 同時にしごいた籾を強制乾燥しながら籾摺りをします。 その時に出て来るもみ殻を裁断したワラのところに散布しながら機械が前方に進んで行くという優れものです。

コンバインには別途玄米が収容されていくと言うワケです。 稲の収穫が終わると田んぼには裁断したワラ、もみ殻がほぼ均一に散布されたようになっている、という事になります。 田んぼには稲の収穫物のお米以外はほぼすべて戻すというサイクルが行われているという事になるのです。

現代農業は収奪農法とも呼ばれていますがこうした残渣の還元リターンが自然にはいいと思いますが、効率化と言う意味では問題があるようです

「有機農法」などの能書きがどうのこうのとかを云々する前に有機物を田んぼに還元する作業がすでに行われているのです。 あえて「有機農法」と呼ばなくてもこのようにもみ殻を田んぼに戻すだけではなく、どうせなら畑にも入れたらいいと言う考え方もあります。

畑の表面に厚めに播いておけば雑草防止、保温にもなります。 焼き畑農業と言うのがあります。そのメリットに、畑地に炭化した有機物を混ぜる事があります。 炭化した有機物は酸化した土を中和したり、地中バクテリアの棲み家を提供するといった効能があると言われているからですが。

そうしたもみ殻を炭化させたもみ殻燻炭が有効だとの声が在るので新規「たんじゅん農法」開始時にはこうした資材も使われているようです。

本間 燻炭器←市販品もみ殻薫炭器

農業経験のない、素人が自分でもみ殻燻炭づくりをやってみました。

冒頭に表示した写真は薫然中の炭に少し水をかけて消化、波板の上に広げている時のものです。

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炎が上がっているドラム缶は新しく造った簡単燻炭器での燃焼テス中の時の物です。よく燃えています。 よく乾燥した木材でも缶の中では空気が内部に入りにくいので燃えかたが悪く煙が普通は出ますが煙が出ません。

燃焼テスト済のこのドラム缶に上掲の市販品の薫炭器を入れ、もみ殻投入点火後、およそ2時間後にドラム缶内部のもみ殻を見た。もみ殻が燃えた跡のように黒くなっていた。表部分をざっとかき回しても燃え残りが無いようだったので水をかけてフタをして置いた。 翌日、そのドラム缶をひっくり返し、」焼きもみ殻を取り出してみると、一番下の方から全く燃えていないもみ殻が大量に出て来たのです。もみ殻燻炭化の失敗、です。

炭化していない部分を取り分けれておけばよかったのに 炭化したもみ殻と混ぜて見たら想定外の大量の未炭化もみ殻が混ざった燻炭になってしまいました。

ある動画でこうした燻炭の焼き具合の事をステーキ焼肉よろしく「レア」「ミデイアム」「ウエルダン」と同じような表現をしていました。 つまり燃えていない大量のもみ殻が混じっているのをレアと言い、すっかり燃えて黒くなっているのをウエルダンと呼んでいるようです。 レアとウェルダンの中間がミディアムという事のようですが。

もみ殻薫炭にお好みの焼き具合があるなどは聞いた事がありませんが…。

いずれにしてももみ殻燻炭は普通は畑土に混ぜるか、散布するものなので、燃え残りのもみ殻がどの程度混ざっているかはあまり重要とは思えません。

しかし籾殻燻炭を肥料の一つとして考えている人には重要な事です。 どちらにしても未炭化のもみ殻が畑土に悪い影響を与えるとは考えにくいのです。 だから、燻炭焼きでも焼肉時のお好みの焼き具合のようお好きなように、、、という事での呼び方でもあるように思われます。

先ほどもみ殻の燻炭化失敗と書いたが、失敗は失敗なのだが火の消し方のタイミングに問題が在っただけです。 いつまでも放っておくと燃え切った灰になってしまいます。

表層部が炭化したと思われた時にドラム缶の底の部分を棒状のモノで掻き上げて見ると未炭化のもみ殻があるのが分かります。 未炭化、燃えていないもみ殻を炭化したもみ殻と混ぜてあげるとこのような失敗を防ぐことが出来ます。

ただし、この撹拌時には煙がもうもうと立ち込めます。 燻炭焼きと言うのはもみ殻を燃やしてはいるが燃やしきってはいないので例え、燃えているように見えていてもみ殻は熾火の状態になっているだけなのです。 「熾き」とは炭が燃えている時のあの赤い塊のような状態の事を指します。 ですから、熾きのようなもみ殻に、燃えていないもみ殻を混ぜるので煙が出るのです。

長い時間かけて炭化燃焼を続けているので燃えていないもみ殻でも乾燥度が高いので掻き混ぜると、ほどなく炭化します。 火のついた燃焼ではなく、炭化するだけなので煙が出てしまうのです。 こうした煙が出る作業が苦手な人はドラム缶内部に仕込む燻炭器の煙突部分周りが白い灰の状態になるまで放っておくと一番下の方まで炭化するようです。

しかしこの方法だと燃え切ったもみ殻が灰になってしまうのが多い事で、歩留まりが(炭化させる前の籾がらと燻炭化したもみ殻との重さ、重量比が)悪いくなってしまいます。うまく焼けた場合はもみ殻の半分近くの量が燻炭になるはずです。

歩留まりが悪くても、目に染みる煙が嫌いな人には仕方のない事だと思います。

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投稿者: genkida

東京で人生半ばを過ごした沖縄人が雪国で隠遁生活をしています。 趣味 火遊び DIY.  家庭菜園 苔玉盆栽(初心者) ーひとこと、ふたこと、人生観ー 人生は一度きり、今ある時間が全て。 過ぎてしまった時間は絶対に取り戻せない。 人や社会への想いは人の頭脳の中だけにしか存在しない。 人の頭脳の中に在る想いの一端をネットの世界には残せる...。 その記録は人類が存続する限り、残り続ける...........................?。 宇宙の彼方に見える星葛ほどに小さく無数にあるネット情報。 さまざまに人の想いが詰まったネット世界の記録。 仮の仮、偶然に未来の人に発見された時、少しでも役にたつ記事.記録を残したい。 未来の人でも理解できるような記事が綴れるのだろうか・・・。

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