火遊び、マッチ、熾き、炎(3.

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現代は「マッチ一本火事の元」なんて悠長な時代ではありません…。

昨年末に糸魚川市での大火が在りました。「マッチ一本」の火が元ではありませんが火の不始末が大火災の原因でした。

消防標語の中に「初めはアナタにも消せる小さな火」と言うのがあります。

マッチ一本の火では無くても初めはほとんどの場合小さい火なのです。台所で使われているガスレンジの火も商売用の高火力バーナーであってもガスレンジの火そのものがいきなり大きな火になる事はあまりありません。

「アナタにも初めは消せる小さな火」なのです。

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野外での焼肉焼きそばなどのバーベキューでよく使われているのが炭火です。その炭火を熾す、のは意外にたいへんです。

バーベキュー時の炭火は一度火が熾きれば火熱が安定する事と輻射熱とか赤外線とかの熱のおかげで美味しく食材に加熱できるので重宝されています。

しかしその炭に火を点けるのが意外に簡単では無いのです。

炭火に限りませんが薪などに火を点けて火力が安定するまでの事を「火を熾す」と言います。薪を燃料にしなくっている現代では火を熾すという言葉はあまり使われなくなっています。火が熾きる、という概念が分らない人がいるかも知れません。

この火を熾すという文字は熾火という言葉で見られるように熾く火…置けると言うように、火熱の塊りの事です。炎とは違います。炭火はその熾火の代表格です。

そうした熾火は薪となる木材を燃料にする経験がないと理解しにくい概念かも知れません。ガスや石油そのものには熾火という現象は見られないからです。

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の写真は空缶で作ったロケットストーブと言われているコンロです。

日本語ではストーブとは暖房器具の事ですが、アメリカでは調理用の過熱器具の事を指す言葉なのだそうです。

DIY.フアンにはなじみのある「ロケットストーブ」ですがストーブでロケットって何と思うのが普通だと思います。

ネット検索で調べているとマニアックな人達が色々な情報を投稿しているのが分りました。

ロケットストーブは薪ストーブが基本です。なので燃料には薪が欠かせません。薪って何だ?、火が燃えるってどういう事?ストーブとコンロ…知らない事ばかりです。

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ストーブ、ヒーター。調理、暖房器具。

上に掲載した動画は昨年制作したロケットストーブを今期の冬に備え、燃焼テストをしている所です。

ロケットストーブならではという横に長い煙突は煙突そのものの暖かさを室内暖房に活かすためのモノです。

ヒートライザーから出たくねくね曲がった煙突はアルミ製本来はエアダクト用らしいのですが自由に曲げられるのと長く伸ばす事も出来るという優れものなので煙道として利用しています。

普通の薪ストーブでは非常に危険だと言われているアルミ製なのですが人が直に触ってもさほど熱くありません。だから使えているとも言えるのだが暖房熱の放散が無いという事でもあるので困っている。

「ロケスト」のヒートライザーの方で薪の燃焼熱が吸収されているように考えられます。

だったらヒートライザー外周部がけっこう熱くなっているはずですがまあまあの熱なのです。

ヒートライザー表面熱を測る道具がないのでどのくらいかはここでは説明できません。素手で触れるくらいなのでさほど高熱にはなっていないようです。

という事は薪の燃焼熱がどこかで吸収されていると考えられます。薪の燃焼熱は普通でも300℃は充分にあるはずなのでヒートライザー部が熱くならないのはどこかおかしい現象が起きています。

先ほどから「ヒートライザー」云々しています。ロケットストーブの事が分からない人には分りません、当たり前です。

「ロケットストーブ画像」の画像検索結果 ←google検索画像のコピペ
google検索画像のコピペは投稿元の設定次第でコピペ出来るか否かが分れているようです。コピペされたくない人、著作権に拘る人はコピペ出来ない設定公開法があるようですから是非設定してから公開して下さい。小生のような輩がいますから…

画像で説明出来れば一目瞭然なのですが、それが出来ないのでとりあえず拙い文章で説明してみたいと思います。

ロケットストーブとは薪ストーブのは欠かせない煙突の中で火を熾してその排気熱をストーブ又はヒーターとして利用しているモノです。

煙突の中で火を熾す!?、そうです。ロケットストーブ原理のキモはこの煙道の断面容積が最終出口までほぼ一定(同じ大きさ)である方が燃焼効率が一番いい、と言うところに在ります。

その一定である事が1m足らずの垂直立ち上がりの燃焼煙道のところでアップドラフト現象を起こさせている、という事に通じるのではないかと考えられます。

その垂直に立ち上がった煙道の廻りを強力に断熱、蓄熱材で囲う事でその働きがアップドラフト、上昇気流のチカラを高めてくれます。「Youtube」動画などでよく見かけるペール缶(20ℓオイル缶)に煙突を埋め込みその周囲をパーライトなどを詰めたストーブはその原理を応用して手造りしたモノです。

↑↑これは小生の試作品(缶の中の白いのが断熱性のあるパーライト)

20ℓオイル缶と一斗缶をつないでその中に市販されているステンレス製煙突を繋げて作ってあります。左の小さい丸いところが燃焼室になる部分なのでパーライトをセメントで固めてあります。

「ロケットストーブ」このような焚口と排気口まで一つの煙道になった造りなっている所がミソなのです。オイル缶の立ち上がり煙突部分のことをヒートライザーと呼んでいます

↑↑↑立ち上がり煙突周りに断熱用パーライトを詰めるために同形のオイル缶を逆さにしてつないであります。

ロケットストーブという言葉はマニアの人には当たり前の呼び方になっていますが「薪ストーブ」ジャンルの暖房器具と分かる人はまだまだ少ないようです。

電気を使わないストーブでは石油ストーブが良く知られています。この石油ストーブの場合は煙突というのが使われていません。灯油という化石液体燃料をほぼ完全に燃焼させるので煙や煤が出ないから煙突が要らないのです。

煙突は要らないのですが灯油が燃えた時のガス(一酸化炭素)は出るので部屋の空気が酸素不足になります。そのために時々部屋の空気を入れ替える必要はあるようです。

電気ストーブ、石油ストーブ、電力エアコンなどはそのような事も在って煙突がいらないのです。

火を焚く時の排気ガスが多すぎる事で室外へ排気ガスを出すための煙突が要るストーブの一つに薪ストーブがあります。

この場合の煙突からは排気ガスと共にせっかくの薪の燃焼熱も一緒に室外に出ていると言われています。古いタイプの薪ストーブだと薪が燃焼している熱の70%も煙突からでているのではないかとさえ言われているのです。

もったいないですね。だから普通の薪ストーブの燃料の薪は長い冬の間に軽トラック2台分とか要ると言われているのです。

因みにある家の例を紹介します。二つの大きな部屋をワンルーム状にしているため20畳分の広さの家の暖房に使っている薪ストーブ暖房機の場合、一日当たり20~25㎏の薪を使い切るそうです。

広い部屋なので相当な暖房熱が要るようです。

単純計算でも1日20㎏x30日x6月=2.400㎏と言う勘定になります。2.5トンもの薪を一冬分用意しないといけないのです。

立ち木の薪の切り出し、薪割り、乾燥のための積み込み、はかなりの重労働です。そして待つ事2年・・・趣味や道楽と体力、そしてヒマがないと出来る事ではありません。

そうした事ができない人はそれらの事が処理済みの市販品を買わないといけません。

灯油と比べるとその費用には大きな開きがあります。20畳もの部屋のあるようなお金持ちでなければとても「薪ストーブ」を維持するのが大変な暖房機なのです。

そんなんでも「薪暖房」による暖かさや、ゆらゆら揺れる薪の炎の魅力には捨てがたいモノがある、と言われています。

だからこそ、手造りできる「薪ストーブ」として「ロケットストーブ」が誕生したのではないかと思われます。